為替動向 昨日の動きと本日の戦略

為替市場のサマリーとストラテジーです

2017/02/21 為替動向 昨日の動きと本日の戦略

【海外時間の流れ】
海外時間の為替市場は北米勢が休暇中とあって様子見ムードが強く、各通貨ともに積
極的な取引は手控えられた。ドル円は113円前半、ユーロドルは1.06ドル前半、ポンド
ドルは1.24ドル後半の限られたレンジで振幅する程度だった。

また、仏大統領選挙をめぐり国民戦線のルペン党首の支持率上昇を伝えるニュースが
流れたが、市場の反応は殆ど見られなかった。

【本日のポイント】
先週のイエレンFRB議長の発言を受けて、米利上げタイミングをめぐってはいくらか前倒しの雰囲気が出てきた。ただ、「驚異的」と誇らしげに語るトランプ氏の税制案の内容を確認するまでは、米利上げ期待だけでドルを買い進むのも危険で、実際のところは上下どちらにも動き出しづらくなっている。手掛かり待ちの状態と言える。

本日は複数経済データの発表や当局者の講演を受けた株価・金利動向を眺めながら
の振幅になりそうだが、余程インパクトのある結果にならない限りは、市場への影響は軽微だろう。各通貨とも大きく水準を変える展開は期待しづらい。ドル円は、113円を中心としたレンジ相場を継続させながら、次なる方向性を探る格好になりそうである。

個人投資家動向】USD/JPY
海外時間のドル円は、北米市場が休場となる中113.00-20レンジを中心とした小動き
に終始する形となり、顧客の動意も短期売買が散見される程度に留まった。